Q.コロナウイルスの影響で追加融資を受けましたが、キャッシュフローが回りません。どうすればよいでしょうか?

質問

Q:コロナウイルスの影響で追加融資を受けましたが、キャッシュフローが回りません。どうすればよいでしょうか?

回答

A まずはリスケによって,金融機関への返済を緩和してもらうことを試みるべき。

 

リスケジュール(通称「リスケ」)とは,借入先の金融機関と交渉することにより,債務の返済方法を変更する手続です。金融機関に対する返済を一時的に緩和してもらうことで,資金繰り・キャッシュフローを改善し,一時的に傾いた経営の立て直しを目指すことができます。

金融庁も,新型コロナウイルス感染症の影響拡大を踏まえ,各金融機関に対して,リスケの要請を行っています。そのため,平時よりも緩やかな基準でリスケに応じてもらえるかもしれません。

また,中小企業庁は,「新型コロナウイルス感染症特例リスケジュール実施要領」を制定し,中小企業のリスケを支援しています。

https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/saisei/2020/200406saisei.html

 

リスケによっても資金繰りが改善する目途が立たない場合,破産や再生などの倒産手続きも検討していくことになります。破産や再生の手続申立ては,ベストなタイミングで密行的に行うことが重要ですので,経営が苦しい場合は,早めに弁護士に相談されることをおすすめいたします。

 

 

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