法人が破産する場合、借りていた事務所や倉庫はどうしたらよいですか?

質問

法人が破産する場合、借りていた事務所や倉庫はどうしたらよいですか?

 

回答

賃貸借契約を解除して、明渡しをする必要があります。

 

少しでも財産を確保するため、賃貸借契約を解除し、保証金を返還してもらう必要があります。

また、速やかに現地調査を行い、原状回復の工事費用、在庫商品、什器備品、機械類、自動車等の処分の必要性や処分金額を把握しなければなりません。

 

さらに、賃借物件の明渡しに付随して、これまで賃借物件で使用していた電気、ガス、水道、固定電話、インターネットのプロバイダー契約等があれば、個別に契約を解除しておく必要があります。

リース物件がある場合には、返還する必要がありますし、会社の商品や機械等も原則として破産管財人によって換価するため、勝手に処分しないように注意が必要です。

 

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